わたしのネイリストは韓国人なので、よく韓国料理の話をします。
先日のネイルチェンジで、「ねえ、ソルロンタンを作ろうと思うんだけど」と言ったらネイルの手をハタと止め、わたしの顔をじっと見つめました。
「あなた、ソルロンタンってどんだけ時間がかかるか知っているの? 5時間以上よ! ガス代がもったいない! 家の中が肉臭くなる! そんな長い時間をかけるより、あとでスープの素をあげるから!」
…と諭され、友だちがくれたという韓国スープの素をもらって帰ってきました。
いや、これだって色々なスープの素が入っていてとても美味しそうなんですけどね。
学期休み中ぐらいしか、こんなに長い時間をかける料理なんてできないので、やっぱり一大決心のソルロンタン。
まずは、牛骨です。こういうものはコチラにもあります。スープは万国共通ですからね。
これを1時間以上冷たい水にさらして血抜きをします。水は結構赤くなります…。
それからひたひたになるくらいの水を入れて、沸騰させます。煮込みの前段階です。
蓋はしません。
沸騰したら骨を取り出し、湯を捨てて鍋を洗い、骨も洗い、また鍋に戻します。
これからがホンバンです。
水をもう一度ヒタヒタにいれて沸騰させます。
沸騰したら、中弱火にして今度こそコトコトと煮込みます。
オーブン可の厚鍋(例えば、このル・クルーゼなど)だったら、150度のオーブンにブチ込めば家の中が肉臭くなることもありません。そしてここからが長いです。5時間以上。時々チェックして、湯が少なくなったら足してあげてください。
そして、ここでわたしは気づきました。
「骨だけじゃなくて肉も入れなきゃ食べるところがないじゃないか」と。
さっそくスーパーにすっ飛んで行って、煮込み用の安い牛肉を買ってきました。そして、血抜きを1時間。すでに鍋の中は2時間以上たっていますが、ええい、かまうことない、その中に適当に切った牛肉を入れてまたオーブンの蓋をしました。
そうしたら…こんなふうになんだか濁った白いスープができあがります。塩コショウして、ネギをたっぷり散らします。
わたしの場合は、結局下茹でを入れないで、7時間煮ました。すごいでしょ。
スープボウルに入れるとこんな感じになります。
白飯はもちろん炊きました。
そして、付け合せにはちょっと韓国料理もどきのナムルを。
エノキダケはごま油で炒めて塩コショウしただけですが、箸休めにいいと思います。
そして、もうひとつはズッキーニのナムルです。このレシピは以前ブログ記事にもしました。コチラです。
初めて作った感想としては…「もっと色々なところの骨を沢山入れればよかったし、肉も始めから入れておけばよかった」ですね。骨が多かったら、スープの味も濃くなりますし、肉からスープも出ますし。沢山つくっても冷凍しておけますから、余ることもありません。
それでも、とても美味しかったです。コクもあり、白飯と一緒に食べると格別です。オーストラリアは今冬ですので、身体も温まってよかったです。
ただし、こんなに時間がかかる料理はもちろん1日中家にいるような休暇中にしかできませんよね。
材料
- 牛骨 1kg
- 煮込み用牛肉 500g
- 塩コショウ 適宜
- ネギ たくさん
作り方
- これを1時間以上冷たい水にさらして血抜きをします。
- それからひたひたになるくらいの水を入れて、沸騰させます。煮込みの前段階、下茹でです。蓋はしません。
- 沸騰したら骨を取り出し、湯を捨てて鍋を洗い、骨も洗い、また鍋に戻します。
- 水をもう一度ヒタヒタにいれて沸騰させます。
- 沸騰したら、中弱火にして今度こそコトコトと煮込みます。
- オーブン可の厚鍋(例えば、このル・クルーゼなど)だったら、150度のオーブンにブチ込めば家の中が肉臭くなることもありません。5時間以上。
- 時々チェックして、湯が少なくなったら足してあげてください。
- ここで気づいて、煮込み用の安い牛肉を買ってきました。
- 血抜きを1時間。すでに鍋の中は2時間以上たっていますが、その中に適当に切った牛肉を入れてまたオーブンの蓋をしました。
- なんだか濁った白いスープができあがりました。塩コショウして、ネギをたっぷり散らします。
- わたしの場合は、結局下茹でを入れないで、7時間煮ました。