おもてなしからひとりゴハンまで簡単レシピはがびのキッチン@オーストラリアで

もっちりしっとりのアップルヨーグルトケーキは切って混ぜて焼くだけ

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世の中にはケーキ作りが趣味というひともいて、クリエイティブでかわいくて美味しそうなお菓子をたくさん作っています。
わたしはそんなひとたちをいつも羨望のまなざしで見ていますが、どうもそんなに手先が器用というわけでもないので、結局切って混ぜてオーブンにブチこむという作業で、ときたまマフィンやビスケットを作るのが関の山です。

 

それでも、たまには大きなケーキ「らしきモノ」を作ります。
友達の誕生日の持ち寄りパーティーのときとか、こんなふうに100年に1度のパンデミックで家に隔離されているときとか。

 

 

残ったケーキはそのまま冷凍してもいいし、毎日食べれば1週間で終わりますからね!(なんちゃって)
とても簡単ですので、オーブンさえあれば誰にでもできます。写真は沢山撮ったので、それで説明していきますから大丈夫。

 

まずは、リンゴの皮を剥いて種を取り5ミリぐらいの薄切りにします。切ったら、すぐにレモン汁をたらした水の中にいれておいてください。色が変わるのを防ぎます。

 

 

わたしの家にあるケーキ型は直径21センチのもの。もっとちいさな型の場合は少し分量を調節してみてください。
型にちょっと油をたらして指で塗り、その上から小麦粉を少し入れてまんべんなく行き渡らせてください。それから、底にはオーブンシートを直径通りに切って載せます。

 

 

室温に戻しておいたバターをボウルに入れて、砂糖とバニラエッセンスと混ぜ合わせます。ハンドミキサーがあると、こういうときには便利です。

 

 

 

次は卵とヨーグルトです。
ヨーグルトは無糖のギリシャヨーグルト。ちょっと固めですが、料理に使うときには重宝します。わたしは今のところヨーグルトというと、これしか買いません。濃厚で朝のミューズリにも混ぜて食べます。
日本で買える無糖のブルガリアヨーグルトでももちろん大丈夫です。

 

 

またはヨーグルトを水切りできるこんな容器もあります。

 

 

 

卵とヨーグルトをいれて2分ほど混ぜると、とろーりとしたクリーム状になります。
オーストラリアにはSelf-rising flourというすでにベーキングパウダーが入っている小麦粉がありますが、日本にはたぶんないでしょうから、小麦粉225gにベーキングパウダーは小さじ3となります。

 

 

小麦粉とベーキングパウダーを混ぜたら、今度はそれをふるいにかけます。目の細かいザルがあればそれで、なければ茶こしでもかまいません。直接ボウルにふるってください。

またハンドミキサーで混ぜ合わせると、今度はちょっと固めの生地になります。
↓こんな感じです。これを先ほどオーブンシートを敷いた型に半分入れて伸ばします。

 

 

次にリンゴを並べていきます。1枚1枚が半分ほど重なるようにしてください。
リンゴを敷き詰めたら、残りの生地を載せてまた平らに伸ばします。その上にまたリンゴをぎっちりと敷き詰めます。
最後にブラウンシュガーとスライスアーモンドをパラパラと載せます。ただし、このアーモンドとブラウンシュガーはなくてもかまいません。リンゴだけのシンプルなケーキも美味しいものです。

 

 

 

はい、これでできあがりです。あとはオーブンで焼かなければなりませんけどね。
165度のオーブンで1時間20分。じっくり焼いてください。最後のほうでアーモンドが焦げるようだったら、アルミホイルをかけてくださいね。串を刺して何もついてこなかったら、今度こそできあがりです。

 

 

型に入れたまま30分ぐらい置いて冷まします。そのあとでそっと型から外し、ラックの上で完全に冷まします。

 

 

完全に冷まさないと型崩れをします。熱いですからね。
そして、皿に置いて切ってみると…こんな感じです。

 

 

ヨーグルトのおかげで、しっとりとした食感です。リンゴは、上に載せただけではなく中にも1段重ねてありますから、沢山詰まっていて美味しいですよ。オーストラリアだとここにバニラアイスクリームを添えたりしますが、わたしはこのままのほうが好きです。