ショッピングセンターの肉屋の前を通ったら、ちょうどそこのオヤジが大きな肉のかたまりを切ってタコ糸で形を整えていました。オーストラリアで言うスコッチフィレ(Scotch Fillet)つまりに日本ではリブロースと言われている部分です。ほんの少し脂身が入っていてローストするのにとてもいいのです。オヤジが整えているのはそのオーブンロースト用の2キロほどのかたまりでした。
「ねえ、そのかたまりを1/4ぐらいに切ってもらえますか?」
「ステーキだったらもっと薄く切ったのがウィンドゥにあるよ」
「いや、そうじゃなくて小さなローストビーフにしたいの」
ということで切ってもらったのが400gのこちらで言ったら「一人分」のかたまり。いや、わたしはこれ全部は食べませんよ…。それでも7センチぐらい厚みがあるので、ローストビーフには十分です。
味噌や醤油を使うとなんとなく「和風」になるので、こちらでおもてなし料理を作るときにはよく登場します。簡単で豪華に見えるから、という単純な理由ですが、これが結構好評なのです。
今回はこのまま晩ゴハンにローストしたアスパラガス、マッシュルームを添えて白飯で食べますが、冷まして切ったものは、明日のステーキサンドイッチとその次の日のサラダに加えることにします。
材料
- 牛肉リブロース(かたまりで)400g
- 味噌 大さじ3
- みりん 大さじ1
- 酒 大さじ1
- 醤油 大さじ1
- ショウガ(刻んで)大さじ1
- オリーブオイル 大さじ1
作り方
- 牛肉リブロースの塊に用意した材料を塗り、ラップして冷蔵庫で8時間から1晩寝かせます。朝塗っておいて、晩ゴハンにすることもできます。
- オーブンを200度に温めます。
- 味噌をこそげとり、フライパンにオリーブオイルを熱して中火で両面に焦げ目をつけます。できれば両面だけではなく四面全てに美味しそうな焦げ目がつけられたらいいと思います。
- 写真ぐらいの厚みでしたら、オーブンに入れて大体15分ぐらいです。もしオーブン用の温度計があるなら中の温度が60度になったら出してかまいません。
- アルミホイルにぴったり包んで10分置きます。
- スライスします。