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サラダドレッシングは手作りが一番、和風ドレッシングからヴィネグレットまで

ヴィネグレットドレッシング2

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サラダドレッシングは、簡単だからという理由で世界中どこでも瓶のドレッシングを振りかけることが多いようです。ドレッシングを手作りするひとは全体の2割という記事をどこかで読んで、なるほどなあと思いました。
わたしももちろん使いますが、どちらかと言うとキッチンにあるもので刺さっと作るほうが好きです。市販のドレッシングは様々な食品添加物が入っていますし、手早くできる手作りのドレッシングのほうが色々な味が試せて美味しいのです。

 

コッソリとお教えしますが、三倍濃縮のめんつゆ2で米酢1、カノーラ油2の割合でごま油をちょいとたらし、ごまを散らしてオシマイ。和風ドレッシングができあがります。これは、時々ある学校の外国語科「持ち寄りランチ」のときに、わたしがいつも朝作ってもっていく和風サラダのインチキドレッシングなのです。とんでもなく簡単ですが、結構評判で「レシピを教えてくれ」といつも懇願されます。で、そのレシピを教えると「なーんだ」という顔をされるのも、この和風ドレッシングです。当然ですよね…インチキしていますから。

 

さて、ドレッシングの基本の割合というと、普通は酢が1でオイルが2、そして塩コショウです。イタリアのレストランでサラダを頼むと、この3つの材料がどんとテーブルに置かれ、続いて大きなボウル一杯の「ドレッシングなし」のサラダが置かれることがあります。昔々、初めてこのサラダボウルが出されたときは、本当にびっくりしてしまいました。「えー、自分で作れっての?」とマゴマゴしていたら「お作りしましょうか?」と見るに見かねたスタッフに言われました。それを見ていたら、目分量でさっさっと赤ワイン酢をふりかけ、これまた目分量でさっさっとオリーブオイルをふりかけ、あとは塩をふってガリガリとコショウを挽いて…それだけでした。あとは混ぜてオシマイです。なーんだ、と思いましたがサラダドレッシングなんてそんなものなんですよね。

 

さて、インチキ和風ドレッシングとは別に、わたしが長年つくっている基本のドレッシングがあります。ひとつは赤玉ねぎ(またはエシャロット)のみじん切りを入れるヴィネグレットと呼ばれるドレッシングです。酸味があり、赤玉ねぎのみじん切りを入れることで少々ピリっとした舌触りになります。

 

 

そして、もうひとつは普通のワイン酢の代わりにバルサミコ酢を使うバルサミコ・ドレッシングです。こちらはバルサミコ酢がまろやかで優しい舌触りですが、ニンニクを少し入れているので味に深みも足されていると思います。

 

 

 

どちらもものすごく簡単にできますから、ヘンにとろりとしていてちょっと甘い市販のドレッシングを使うよりこちらを一度試していただきたいです。

 

どちらのレシピにもディジョンマスタードを使っています。粒のものと濾してあるものと両方ありますが、これはお好みで。日本の和辛子や洋辛子と違い、味に深みがあって全く辛くないのでぜひ一度使ってみてください。よくローストビーフやソーセージなどにも添えられています。