おもてなしからひとりゴハンまで簡単レシピはがびのキッチン@オーストラリアで

鮭の切り身を簡単なオレンジ風味の味噌漬けにしたら…風味たっぷりに

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オーストラリアには「塩鮭」だの「甘塩鮭」だのは全く存在しないので、もちろん自宅で塩とほんの少しの砂糖をまぶしてしばらく冷蔵庫に寝かせてから焼くことが多いです。生鮭としては、こちらの料理でクリームソースとディルを使うこともありますが、めったに作りません。やっぱり魚料理は和食がいいなと思う、今日このごろです。

今回は生鮭の切り身をまた買ってきたのですが、ちょっと趣向を変えて味噌を使ってみることにしました。毎回塩だけでは飽きますしね。本当なら日本では有名な西京味噌を使うと本格的な味噌漬けになるんだろうけど、そんなものはこちらにありません。だから、使うのはいつもの味噌(調合味噌)です。これを味噌汁にもマリネにもあわせてしまいます。

どこかでオレンジの皮を混ぜると独特の風味が出ると読んだような気がするのですが、ちょうどオレンジを切らしていました。レモンでは少々酸味が強すぎると思っていたら…そうです、ミカンがありました。そろそろミカンの出回る季節なのでいくつか買ってきたのです(まだ高いけど)。この皮を代わりに使うことにしました。適当ですが、まあ同じ柑橘類だし甘さもあることだし。
もし、オレンジがあるならそちらを使ってみてもいいと思います、もちろん。

材料は、味噌、みりん、酒(料理酒でもかまいません)、ミカンの皮だけです。味噌はかなり塩辛いので塩などの味つけはしていません。

 

そのマリネをまんべんなく酒になすりつけてから、キッチンペーパーで包み、冷蔵庫で半日ほど寝かせます。もっと長く漬けてもいいので、時間があれば2日ほど寝かせてもかまいません。

そして、晩ゴハンの時間になったら、オーブンを180度につけてグリル機能で焼きました。もちろんフライパンや魚焼きグリルなどでも簡単に焼けます。

付け合せはシンプルに中国野菜のカイランを塩炒めにしただけです。そしてわたしの家では白飯ではなく雑穀ご飯です。このほうがGIが低めですから、毎日食べるのには最適なのです。ただし、人を呼んだときにはちゃんと白飯のピカピカにします。味噌汁は最近日本から持ってきた即席のしじみ味噌汁です。これは日本で気に入ったので、早速持ってきてしまいました。今度日本食品店に行ったら同じようなものがあればいいなあと思います。

そして、肝心の鮭の味噌漬けですが…意外や意外、とても美味しかったです。なにしろミカンの皮のフレッシュな柑橘類の香りが出ていて、とても家で作ったとは思えないくらいです。とても簡単ですので、生鮭が手に入ったらぜひ作ってみてください。ご飯によく合います。

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