おもてなしからひとりゴハンまで簡単レシピはがびのキッチン@オーストラリアで

ブラジルの海鮮シチュー「ムケッカ」はシンプルなディナーの集まりに

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夏休みの終わりに友達を数人招待しました。
いつもの楽しい晩ゴハンです。「すごいね、ディナーパーティー?」と言われることもありますが、そんなに緊張して昼間から作るような大したものではありません。だから、晩ゴハン。普段の延長です。

メインは「失敗できないほど簡単な」ブラジルの海鮮シチューのムケッカ(Moqueca)です。白飯と一緒に食べるので、日本人の舌にもとてもよく合うと思います。

 

 

香辛料を揃えるのが難しいかもしれませんが、あとは切って足すだけですので簡単です。玉ねぎは粗いみじん切り、ニンニクはさらに細かいみじん切り、そしてパプリカ(または赤ピーマン)は種をとって細切りにします。

そして、ココナッツミルク缶、トマト缶(わたしはざく切りになっているものを使いましたが、もちろん普通のトマト缶のトマトをざく切りにしてもOK)。トマト缶は実と汁の両方を使います。

あとは、クーミンとパプリカとカイエンペッパー(またはチリパウダー)の香辛料を用意してください。

 

 

材料が近くで手に入らない場合は、楽天やアマゾンで購入できます。

 
海鮮としては、白身魚(タラなど)と海老です。こちらではタラが手に入らないので、わたしは鯛の一種レッドスナッパーを使いました。魚は一口大に切ります。海老は頭をとって殻を向きますが、尾はつけたままにします。この頭と殻は捨てないでください。とてもいい「ダシ」になりますので。
 
 
小鍋に2カップほどの水を沸かし、そこに海老の頭と殻を入れて強火で煮立てます。大体茹で汁が半分ぐらい煮詰まったら、ザルに開けてスープを取っておきます。
 
 
 
さて、これからが本番です。
まず魚と海老に塩コショウし、白ワインとレモン汁をふりかけてなじませます。
そして、オリーブオイルで軽く炒めます。色が変わってほんの少し焼き目がつくぐらいです。皿にとっておきます。最後に使いますので。
 
 
 
 
今度はシチューを作ります。まず、フライパンにオリーブオイルを熱し、玉ねぎとニンニクを炒め、色が変わって香りが立ち始めたら、今度はパプリカを入れて炒めます。
 
それから、あらかじめ混ぜ合わせておいた香辛料を加えてさらに炒めます。
 
 
 
 
次にココナッツミルクを加え、トマト缶も加えます。そして、先に作っておいた海老スープを1カップ(オーストラリアのカップですので250ml)加えてひと煮立ちさせてください。
 
 
 
 
15分ぐらい中弱火でコトコトと煮るとこんな感じになります。わたしはこの時点で塩コショウして味を整えます。
 
 
それから、魚と海老をそっと戻してください。魚も海老も炒めないでそのままシチューと一緒に煮てしまうひともいるようですが、わたしはあとから入れるほうが形が崩れないので好きです。それに海老殻スープを加えているので、魚と海老をダシに使う必要もありません。ひと煮立ちさせて、レモンジュースをかけたら出来上がりです。
 
 
シチューを作っている間に白飯は炊けていますから、あとは深めの皿に白飯を盛ってからたっぷりシチューをかけて召し上がってください。
 
 
ちょっと変わった香辛料でほんの少しぴりりと辛いですし、ココナッツミルクでコクを出していますので、ご飯にかけるととても美味しいです。お子さんのいる家庭ではチリパウダーの量を加減してください。