胃に負担がかかるので、クリームを使うフランス料理はあまり作りませんが、今日はなんとなくそんな気分。だってとびきり美味しくて、とても美味しそうに見える料理なんです。
チキン・ア・ラ・ノルマンドはノルマンディー風の鶏肉煮込みのことです。
今日はそんな鶏肉の「足」を使うことにしました。骨付きの肉のほうが煮込みには最適だからです。オーストラリアではChicken Marylandというカットのことです。もちろん骨付きでしたら、どんなカットを使ってもかまいません。
日本で作るときに手に入りにくい材料は、アマゾンなどの通販で購入できます。
まず、オーブンは180度に温めておきます。そして、ル・クルーゼなどのオーブンに入れてもいい鍋にバター大さじ1を入れ、鶏の足に両面焼き色をつけます。4分ぐらいでしょうか。
鶏の足を取り出したら、1cmぐらいに切ったベーコンとスライスした玉ねぎを炒めます。ベーコンと玉ねぎがいい焼き色になったら、鶏肉を戻し、サイダーを注ぎ、沸騰したらタイムを入れて蓋をします。
サイダーですが、これはりんご酒です。ビールと同じぐらいのアルコールが入っています。日本の「サイダー」とはちょっと違います。
またはもっと強いカルバドスも使えます。こちらは食後酒として飲まれる甘いスピリッツです。アルコールははるかに高いですが。
さて、できあがったらそのままオーブンに入れて、1時間から1時間20分ほど煮ます。そして、最後の10分ぐらいになったらフライパンにバター大さじ1を入れて、中火でリンゴのスライスと砂糖を加えて煮詰めます。時々裏を返してください。
時々チェックして鶏肉が煮えているようならオーブンから出し、鶏肉は他の皿にうつしてからオーブン(100度ぐらい)で温めておきます。そして、ソースは火にかけて、沸騰したらかき混ぜて半分ほどにソースを煮詰めます。そこに、マスタードとクリームを入れて弱火にし、かきまぜながら3−5分。
マスタードはもちろんディジョンマスタードがいいのですが、ない場合は辛くないアメリカンマスタードで代用してください。
皿にマッシュドポテトを置き、ローストしたアスパガラスを添えてソースをたっぷりかけ、その上に鶏の足を置いてください。できあがりです!
材料
- 鶏の足(メリーランド・カット)4本
- 無塩バター 大さじ2
- ベーコン 100g
- 玉ねぎ(中)2個
- リンゴ(グラニースミスまたは青りんご)3個
- りんご酒(サイダー) 300ml
- 砂糖 小さじ2(または羅漢果小さじ2)
- レモン汁 小さじ1(約レモン1/4を絞った汁)
- ディジョンマスタード(または辛くないアメリカンマスタード)大さじ大盛り1
- 生クリーム 300g
- タイム(生でもドライでも)適宜
作り方
- オーブンを180度に温めておく。
- ル・クルーゼなどのオーブンに入れてもいい鍋にバター大さじ1を入れ、鶏の足に両面焼き色をつける。4−6分ぐらい。
- 鶏の足を取り出したら、ベーコンと玉ねぎを炒める。4−6分ぐらい。
- ベーコンと玉ねぎがいい焼き色になったら、鶏肉を戻し、サイダーを注ぎ、沸騰したらタイムを入れて蓋をする。
- そのままオーブンに入れて、1時間から1時間20分ほど煮る。
- 最後の10分ぐらいになったらフライパンにバター大さじ1を入れて、中火でリンゴのスライスと砂糖を加えて煮詰める。時々裏を返す。
- 時々チェックして鶏肉が煮えているようならオーブンから出し、鶏肉は他の皿にうつしてからオーブン(100度ぐらい)で温めておく。
- ソースを火にかけて、沸騰したらかき混ぜて半分ほどにソースを煮詰める。
- マスタードとクリームを入れて弱火にし、かきまぜながら3−5分。
- 皿にマッシュドポテトを敷き、ローストしたアスパガラスを添えてソースをたっぷりかけ、その上に鶏の足を置く。