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おもてなしにも使える! 実は簡単な豚肉の和風味噌ロースト煮は厚鍋でもオーブンでも

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何ヶ月も前に友達を何人か招待したときに作った豚肉のロースト煮。
そのときから3度ぐらい改良を重ねて今のレシピに至りました。時間はかかるけれど、とても簡単なのでぜひ作ってみてください。

おもてなしにするときは、こんな感じに盛り付けると豪華に見えると思います。

わたしは野菜と白飯をつけて、メインとして出しました。

さて、豚肉ですがわたしは豚の首のちょいと下のほうの肉、つまりオーストラリアで言うところのスコッチフィレを使いました。日本だとリブロースですか。適度に脂が混ざっていて柔らかく仕上がります。日本で焼豚用に売っている部位も、このロースト煮に適しています。

さて、他の部位でもかまいませんが、やってほしいこと。まずBrineと呼ばれる塩水にしばらく漬けておくことです。こうすると臭みが抜けて肉が水分を取り込み柔らかくなります。分量は1リットルの水に砂糖大さじ2と塩を大さじ2です。混ぜ合わせてからジップロックに入れて、冷蔵庫で1時間ぐらい置きます。わたしが今回使ったのは850gのかたまり肉です。

冷蔵庫から肉を出したら塩コショウし、今度はオリーブオイルを垂らしたル・クルーゼ(=鋳物ホーロー鍋 )でまんべんなく焼き色をつけます。

そのあとはもう大さじ1のオリーブオイルを足して、にんじん、セロリ、玉ねぎ、にんにくなどきざみ野菜を全て放り込んで炒めます。

混ぜ合わせたソースを加えてひと煮立ち、肉を戻してソースをまんべんなくかけます。

このままフタをしてオーブンに入れ、160度で1時間半煮込みます。850gありますが、肉の重さによって時間は変わってきます。500g程度ならたぶん160度で1時間でいいでしょう。

友達を数人招待したときには2キロ以上の肉でしたから、大きなル・クルーゼにも入らず。
まず肉をフライパンに焼き付け、鍋で野菜を炒めてひと煮立ちさせ、あとは天板に広げてアルミホイルをかぶせてからオーブンに入れました。こんな感じ。

ル・クルーゼのような厚鍋でしたら、中弱火で火にかけておくこともできます。オーブンのないひとならこのほうが簡単でしょう。ただし、どの方法でも必ず何回かひっくり返して、ソースをかけてあげてください。

わたしは刺して使うオーブン用の温度計を使いますが、肉の中が65度と70度の間ぐらいになったら取り出して、肉はアルミホイルで包んでおきます。温度が逃げて水分がなくなるのを防ぐためです。その間に野菜ソースを煮詰めます。

できあがりました。

肉にかける野菜ソースは肉汁の旨味とクタクタの野菜が混ざり合っていて、これがまたホッペタが落ちるほどの美味しさ。
このロースト煮は白飯と一緒に食べても、じゃがいものソテーを添えても、またはおつまみとしてもイケると思います。

ぜひ、一度はお試しを!