西オーストラリアの州都パースでは、すっかり秋になったようです。
気温も22−24度ぐらいまでしか上がりませんし、最低気温は10度をちょっと越えるぐらいです。
イチジクは夏の終わりから秋の始めにかけて市場に出る果物ですので、この短い時期だけしか食べられません。そうだ、買わなくちゃと思っていた矢先、学校で同僚が「今食べないと熟しすぎて落ちてしまうから」と食べごろに熟しているイチジクをくれました。
ふたつぐらいそのまま食べたのですが、おつまみにしてもいいなと思って生ハムとブルーチーズを買ってきました。
以前レストランで前菜に出た料理です。たぶんこんなふうだったかと思い出しながら作ったのですが、思いの外美味しくできました。
縦半分に切って生ハムを巻き、ブルーチーズとカリカリに焼いた生ハムを飾りで上からハラハラとふりかけただけです。上から黒コショウを挽いて、180度のオーブンでチーズが溶けるまで焼きました。あとは、ハチミツのベッド。それだけです。
イチジクの甘さとブルーチーズの強い塩気、そして生ハムの深みのある味わいが全て合体して、ハチミツをからめて口に運ぶと…もうため息が出てしまいます。
簡単なのにすばらしく美味しい前菜になりました。日本ではまだまだ、あと半年は待たなければならない味ですが、ぜひ一度試していただきたい贅沢なおつまみです。
材料
- イチジク(完熟)7個
- ブルーチーズ 適宜
- 生ハム 4−5枚
- 黒コショウ 適宜
- ハチミツ 適宜
作り方
- まず、生ハムを半分または1枚細かく切ってからフライパンでカリカリになるまで炒めます。
- イチジクをそっと洗ってから縦に半分にします。
- 生ハムでイチジクを巻きます。
- 上からブルーチーズを手で細かくして載せます。
- その上からカリカリの生ハムを少しずつ載せます。
- 黒コショウを挽いてふりかけます。
- 180度のオーブンでチーズが溶けるまで焼きます。
- 大皿にハチミツで細い線を描き、その上にイチジクを載せます。