おもてなしからひとりゴハンまで簡単レシピはがびのキッチン@オーストラリアで

低糖質アーモンドブレッドで、血糖値上昇を抑えて腹持ちのよい朝ゴハンに


低糖質を実践してからまだ日が浅いわたしですが、色々試して自分のアイデアを盛り込むのはとても楽しいです。
いや、「実践」と言っても全ての食事を糖質オフにするわけではなく、食べたいときにはパスタも白飯も糖質の高いトウモロコシも食べます。甘いケーキだって食べますよ。

食べるのも作るのも好きなので、我慢するよりは「できるときにできることを」でいいのではないかと思っています。

それに、低糖質の材料で何か作るというのは「科学の実験」のようで面白いのです。

糖質ゼロのパンをアップしたらかなり反響を呼んだので、それならば「レシピ!」と叫ぶほど大したものではありませんが、朝10分で作れるアーモンドブレッドを紹介します。

こちらは小麦粉の代わりにアーモンドプードルを使います。 混ぜてから電子レンジに入れるだけで、朝忙しいときでも作れるので便利です。

実は一緒に教材開発をした日本語教師が毎日持って来て、お茶の時間に食べていたのです。彼女は乳糖不耐症(Lactose Intolerance)なので、普通の牛乳を飲むとお腹をこわしたりムカムカしたりと色々な症状が起こります。それに、グルテン、つまり小麦粉などにも反応してしまうので、アーモンドプードルを代わりに使ったそうです。

嬉しいのは、そうした炭水化物を極力避ける食事を続けていたら、自然と痩せたということでした。教材開発を共同でするまで2年ほど会っていなかったのですが、驚くほど痩せていてビックリしました。体の調子もとてもいいそうです。

レシピを教えてもらったら、ものすごく簡単。彼女が朝出かける前にさっと作ってしまえるのもうなずけます。 下の材料にはわたしが調べてみた成分リストも加えました。どうも調べ方によってほんの少し誤差が出るようですが、大体の目安にしてください。

卵 1個 76カロリー 糖質0.2g
アーモンドプードル 大さじ3 150カロリー 糖質16g
オリーブオイル 大さじ1 126カロリー 糖質0g
塩 少々
ベーキングパウダー 小さじ1/2
水 大さじ1

白パントーストには約56gの糖質があります。

アーモンドプードル大さじ3は糖質16g、しかもGI(グリセミック指数)がとても低く、血糖値の上昇がゆるやかです。 食感は蒸しパンに近いですが、腹持ちがよく、バターをつけてもアボカドや低糖ジャムなどを載せても美味しいと思います。

わたしはほんの少しバターを塗って、半分に切って、朝ゴハンにしています。または、少し天然甘味料(ステビア、ラカンカなど)を入れてから焼くと、おやつにもなります。

 

まず、ボウルにアーモンドプードルを大さじ3、ベーキングパウダーを小さじ1/2、塩少々を入れて混ぜておきます。 アーモンドプードルですが、わたしは今回白いもの(皮なし)を使いましたが、黒いもの(皮あり)でもかまいません。アーモンドプードル(Almond Flour)ではなくアーモンドミール(Almond Meal)と言います。色が違うだけでどちらも同じように使えます。

 

次に、小さめのボウルに卵1個を割り入れてから、オリーブオイル大さじ1と水大さじ1を加えて撹拌します。

これを全部混ぜ合わせてから、小さな耐熱皿にそっと流します。小さめのほうがあまり広がらないのでいいと思います。

 

これを電子レンジに入れて、高温で90秒熱してください。 電子レンジから出したら、冷ましている間に(朝だったら)他のことをしてくださいね。お弁当を作るとかメイクを終えるとか。

ひっくり返すと右側のようにちょっと気泡ができますが、蒸しパンのようなできあがりです。

他の朝ゴハンを食べたときには、おやつとして持っていくこともあります。その場合は天然甘味料(ステビアやラカンカ)を小さじ1混ぜてから焼きます。甘い菓子パンが食べたいときに。

作り始めてから10分以内にできてしまうので、朝つくってその日のうちに食べたほうがフレッシュで美味しいと思います。
ぜひ、お試しを。