ペスト・ジェノベーゼはよく作るし、沢山作ってひとにプレゼントしたこともあります。先日書いたレシピがコレでした。つまり、イタリア料理のバジルペーストのことです。
でも、日本だと生のバジルはほんの少しだけで目が飛び出るほど高いし、そんなに近くのスーパーにいつもあるわけではありません。それにバジルってあまり日持ちがしなくて、冷蔵庫に入れておくとすぐに黒くなってしまうんですよね。
ということで、ブレンダーでペースト状にしなくても美味しくできる「緑のハーブオイル」を作ってみました。材料はニンニクとパセリとパクチーとオリーブオイルです。わたしは平たいイタリアンパセリを使いましたが、普通の縮れたパセリでも十分美味しくできます。
おっと、忘れていましたが赤ワインビネガーは必要です。米酢だと味がかなり変わってしまうので、今回は赤ワインビネガーか白ワインビネガーを使ってください。
この緑のハーブオイルはこのまま蓋のできる瓶に入れて冷蔵庫で 保存すれば1ヶ月はもちます。
わたしは今回海老のクスクスに使いましたが、茹でたシイタケや野菜に混ぜたり、豚肉や鶏肉に混ぜてそのままフライパンで焼いたりと、色々応用できますのでお試しを。
さてハーブオイルができたら、今度は野菜です。色がキレイなので今日は赤いパプリカ、アスパラガス、そして冷蔵庫に残っていたズッキーニを使いました。
余談ですが、オーストラリアではパプリカはあの赤い香辛料のことで、日本で言うピーマンやパプリカはキャプシコム(Capcicum)と言います。赤でも黄色でも緑でもキャプシコムです。アメリカではベルペッパー(Bell pepper)ですね。Red pepperとかGreen pepperとかも使いますが、とにかくあの野菜をパプリカと呼ぶのは日本だけのようです。
わたしは200度のオーブンで天板に並べた野菜を焼いてしまいましたが、フライパンを使ってももちろん大丈夫ですので、オーブンのない家ではフライパンでどうぞ。
10分ぐらい焼いたら、今度はマリネしておいた海老を載せて15分ぐらい焼きます。いや、マリネと言っても、今日は庭からわざわざハーブをむしってくるのがめんどくさくて、ガーリックパウダーとイタリアンハーブの瓶を使いました。
海老も野菜も量が少なかったら、全部フライパンにぶちこんで炒めてしまっても十分美味しくできます。
焼いている間にクスクスを作ります。箱に書いてあるとおりに作れば簡単にできますが、大体1カップのドライクスクスに対して水は1カップです。湯を沸かしてそこにクスクスを入れ、さっと混ぜて蓋をすればできあがり。
できたらほぐしながらハーブオイルを混ぜ入れます。
皿に盛って、上にローストした野菜と海老を並べます。最後にもう一度ハーブオイルを少しずつかけてあげるのを忘れませんように。
ハーブオイルの風味が温かい料理に混ぜることで引き立ちます。うーん、美味しい!
沢山作ってしまったので、次の日のランチもコレでした。冷めても美味しく食べられるのがクスクスのいいところです。
材料
- 海老(剥いたもの)8尾
- ガーリックパウダー 小さじ1
- イタリアンハーブ 小さじ2
- 塩こしょう 適宜
- チリパウダー お好みで(わたしは小さじ1ぐらい入れました)
- アスパラガス 2束
- 赤パプリカ 1個
- ズッキーニ 1/2本
- 塩こしょう 適宜
- オリーブオイルスプレー 適宜
緑のハーブオイル(保存用に多めに作りました)
- オリーブオイル 200ml
- 赤ワインビネガー 大さじ4
- ハチミツ 大さじ1
- ニンニク 6−8かけ(みじん切り)
- パクチー みじん切りで1カップ分
- パセリ みじん切りで1カップ分
作り方
- 最初にハーブオイルを作ります。
- 全ての材料を混ぜて、冷蔵庫に入れておけば使うときに味がなじみます。
- パプリカは拍子木切り、アスパラガスは4等分に、ズッキーニは半分に割ってからスライスします。
- 塩こしょうして天板に並べ、オリーブオイルスプレーをかけてから200度のオーブンで10分焼きます。
- その間に海老を剥き、背わたをとり、ガーリックパウダー、塩こしょう、チリパウダー、イタリアンハーブで味付けしておきます。
- 10分たったら、今度は野菜の上に海老をのせて15分ほど焼きます。または海老が白くなって中まで日が通ったらできあがりです。
- オーブンが料理してくれている間に、クスクスを箱の作り方通りにつくります。
- できあがったら、ほぐしながらハーブオイルを大さじ2加えて混ぜます。
- 皿にクスクスを盛って、海老と野菜を上に載せ、さらにハーブオイルを少しかけてから召し上がってください。