おもてなしからひとりゴハンまで簡単レシピはがびのキッチン@オーストラリアで

豪華にみえるローズマリー風味のベーコン巻きローストポーク

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わたしはオーブン料理が大好きです。
おもてなしにもできるような塊肉と付け合わせがいっぺんに調理できて、ずっとキッチンで見張っていなくても済むからです。(つまりズボラなんですけどね)

 

今日つくったのはいつものローストポークですが、ベーコンをぐるぐると巻いてあるのが特徴で、新鮮なローズマリーもたっぷり使いました。切るときにベーコンがくちゃくちゃになってしまうのが玉にキズですが、こればかりはタコ糸を使って縛ってみてもこんなふうになります。カリカリベーコンって切りづらいのですよ。
ですから、もうがびんちではタコ糸もナシのフリースタイルにしています。

 

 

マリネソースはギリシャヨーグルト(ちょっと固めのヨーグルトです)と辛くないディジョンマスタード、クーミン、ニンニク、ローズマリー、そしてオリーブオイルです。最後に少々きつめに塩コショウしてあります。

 

 

これをまんべんなく塗りたくってから、ベーコンを巻きます。巻くと言っても、ぐるりと巻けるほどベーコンは長くありませんから、上から巻いて下のほうにちょっと巻き込むくらいです。それから、ローズマリーを適当に挿しておきます。これでオーブンに入れるだけ。
わたしは必ずオーブン用の温度計を刺します。これがあれば失敗することもないからです。

 

 

オーブンはブランドや大きさによって焼き具合が違いますので、必ず自分の家ではどのくらいの温度になったら出したらいいのか、最初に試してみてください。つまりフォークを刺して澄んだ肉汁が出る「直前」が本当は一番いいのです。

 

もうひとつ大事なのは、20−30分たったらアルミホイルをふわりとかけてあげることです。こうすると、ベーコンが焦げすぎません。

 

わたしの家のオーブンでは大体65度になったらオーブンから出します。豚肉のかたまり肉を65度で出してしまうの?と皆にびっくりされますが、本当です。


ただし、出してそのまま放置はしませんし、切りもしません。必ずアルミホイルでぴっちり包んで15分間待ちます。こうすると、中の温度はまだ上がっているのに、ホイルで包んだことによって肉を蒸しているわけですね。つまり、パサパサにならずジューシーなローストになるのです。

 

この方法はどんなローストでも同じです。ただし、ローストビーフのときは「ウチのオーブンの場合は」45度から50度で出してしまいます。

 

 

付け合わせは今回は冷蔵庫の残り物ばかり…ニンジン、玉ねぎ、シイタケ、ニンニク、そしてローズマリーをたっぷりふりかけて4つ切りにしたジャガイモです。オリーブオイルと塩コショウをまぶし、大体肉が焼ける10分ほど前にオーブンの下段に入れて焼きます。そうすると、肉をホイルでくるんでいる間に焼けますから、同時にテーブルに出せますね。

玉ねぎとニンニクは皮をむいてありません。このほうが焦げずに中がほくほくと柔らかくなるからです。ニンニクはクリーム状になりますから、肉になすりつけて食べるともう美味しくって…。

 

 

ほんの少しピンクがかった肉はジューシーで、切るたびに肉汁がにじみ出ます。ローズマリーは豚肉にとてもよく合うので、たっぷり使ってください。新鮮なローズマリーが手に入らなかったら、市販の瓶に入ったものでもかまいません。

ローズマリーは栽培がとても簡単なので鉢植えにしておくと、いつでも新鮮なものが使えてとても便利です。