昨日あたりからいきなり暑くなり、今日は38度まで上がりました。
真夏のパースです。
それでも、なんとか切らしていた紙ナプキンなどを買いに行ったら、もう街と店はすでにクリスマス仕様になっていました。これだけ暑いとどうも「クリスマス」という雰囲気にならないのは、南半球のオーストラリアでは仕方のないことかもしれません。
さて、晩ゴハンはなんとなくシーフードかなあと思いながら、いつもの丸顔の魚屋の前を覗いていたら新鮮なスルメイカが目につきました。これなら中に何か詰めてトマトソースで煮てもいいなね、と思いながらひとつ買いました…が、他のものに目が行っているときにうなずいてしまったのが間違い。魚屋のオジサンが訊いたのは「魚と同じようにキレイにするか?」だったのです。
この魚屋でまるごとの魚を買うと、いつも内蔵を外しウロコをとって調理するばかりにしてくれるのです。あれ?イカをどうするんだと思ったら、すでにイカワタをきれいに取り除いてイカ足を別にし、本体のチューブにも縦にまっすぐ包丁が入っていました。あーあ。これじゃ詰め物ができない…。
ということで今回はそのまま家に持って帰り、ついでに買った大きなエビと一緒にトマトソースで煮込むことにしました。
トマトソースはパサータとして売っているものを使いましたが、もちろんトマト缶でもかまいません。パサータはトマト缶を濾して作るので、ソースがケチャップのようなどろりとしたピュレーなのです。パサータが手に入らなければ、トマト缶のトマトをザクザクと粗めに切って、汁と一緒に使ってください。
材料は赤玉ねぎとニンニクのみじん切り、トマトのパッサータ、チェリートマト、そしてしなびてきたフェンネルもざく切り。あ、でもフェンネルは入れなくてもいいです。これは残っていたから「入れちゃえ」ということなので。
エビは頭と尾をつけたままカラを剥き、背わたをとっておきます。イカはそのままざく切りに。そして、必ずこの時点で大鍋に湯を沸かしてください。パスタ用です。小さじ1の塩もお忘れなく。
まず、オリーブオイルを厚手の鍋に熱してから赤玉ねぎとニンニク(それにしなびたフェンネル)を入れて、中火でじっくり炒めてください。ニンニクが焦げないように。そして、玉ねぎが透き通って段々と色づいてきたら、今度はトマトパッサータと縦に2つに切ったチェリートマトをブチこんで弱火にし、コトコトと20分ぐらい焦がさないように煮ます。最後に塩コショウで味をととのえます。必ず指をつっこんで味見をしてください。あ、指じゃなくてスプーンでも結構です。
中火にしてエビとイカを入れてからは4−5分です。火をとめて、パスタが茹で上がるのを待ちます。
フィジリはソースの染み込み具合がとてもいいので、よく使うパスタです。袋の指示どおりに茹でてください。茹で上がったらザルで湯を切りますが、必ずカップ1杯ぐらいの茹で汁を残しておいてください。こういうのはソースが固すぎたときにゆるめるのに使います。
ソースを茹で上がったパスタにざざっと混ぜて、できあがりです。刻んだパセリを散らしてソースをたっぷりと足して召し上がってください。
ついつい食べすぎてしまうパスタは、とても危険な食べ物なのです、はい。
材料
- エビ(大) 4尾
- イカ 1パイ
- トマトパッサータ 600ml
- ニンニク 1かけ
- 赤玉ねぎ 1個
- しなびたフェンネル(なくてもいい)1/2個
- チェリートマト 10個
- パセリ 適宜
- 塩コショウ 適宜
- フィジリ 250g(乾)
- オリーブオイル 大さじ2
作り方
- 赤玉ねぎとニンニクをみじん切りにします。
- チェリートマトは縦半分に切ります。しなびてきたフェンネルもざく切りにします。
- パセリもみじん切りにしておきます。
- エビは頭と尾をつけたままカラを剥き、背わたをとっておきます。
- イカはそのままざく切りにします。
- この時点で大鍋に湯を沸かしてください。パスタ用です。小さじ1の塩もお忘れなく。
- オリーブオイルを厚手の鍋に熱してから赤玉ねぎとニンニク(それにしなびたフェンネル)を入れて、中火でじっくり炒めてください。
- 玉ねぎが透き通って段々と色づいてきたら、今度はトマトパッサータと縦に2つに切ったチェリートマトを入れて弱火にし、コトコトと20分ぐらい焦がさないように煮ます。
- 最後に塩コショウで味をととのえます。
- 中火にしてエビとイカを入れてからは4−5分です。
- ソースを茹で上がったパスタにざざっと混ぜて、できあがりです。刻んだパセリを散らしてソースをたっぷりと足して召し上がってください。