キムチは昔から大好きなので一度は自分でも作ってみたいと思っているのですが、なかなか手が出ません。
その理由のひとつ、キムチを製造販売しているPerth Kimuchiという店が郊外にあるからなのです。ここのキムチは近所のアジア食品店でも買えますが、それよりはもう少し足を伸ばして本店に行き、作ってからまだあまり日にちのたっていないキムチを買うほうが好きです。さっぱりしていてまだ歯ざわりの残るキムチはサラダのように食べられて、あっと言う間になくなってしまうほどです。
今日はそのキムチを使って、日本でも馴染みのある「豚キムチ」を作りました。
韓国人の同僚とその話をしたら、「それってムニャムニャの日本バージョンなのよね。日本のほうはあんまり辛くないし」と言うのでその「ムニャムニャ」の部分を正しく聞いてみたら、チェーユクポクム(発音書き起こしなので合っているかな? 제육볶음)だそうです。豚肉のスパイシーな炒めものという意味。
キムチを炒めることもあるそうですが、豚肉と合わせるのは日本からの逆輸入だと彼女は言っていました。ちょっとその話に花が咲いてしまったので、今日は彼女に聞いたキムチ炒めをアレンジしてみました。
キムチを炒めるときには、まず絞って汁とキムチ自体を分けておきます。キムチ汁が最初から入っていると、強火で炒めるというより汁の中で煮ることになってしまうからです。
もうひとつは、いつもわたしが肉類を炒めるときにする下処理ですが、肉には塩コショウして酒を振り、片栗粉(またはコーンスターチ)をまぶしておくことです。こうすることで肉に膜をつくって固くなるのをふせぎ、出来上がったときにふっくらとジューシーになるからです。
あとはコチジャンですね。これは今では日本でもスーパーで手に入るようで、わたしも一度実家用に買ったことがあります。タイの辛味噌などと違って、喉が詰まるほどの辛さではなく、どちらかというとマイルドだと思います。
ユウキ食品のコチジャンは化学調味料と保存料が無添加なので、安心して使えます。
まず、材料を切り刻んでおきます。
もやしは洗ってそのまま、そしてニラは5cmぐらいに切り、玉ねぎはザク切りに、にんにく、しょうがはみじん切りです。豚バラ肉は食べやすい大きさに切って塩コショウし、酒を振りかけ、片栗粉(またはコーンスターチ)をもみこんでおきます。キムチは先ほど書いたように、絞って汁とキムチを分けておきます。わたしはそのキムチ汁に大さじ1のコチジャンと醤油小さじ2を加えました。
フライパンに油を熱し、まず豚肉です。強火で火を通したら皿において、フライパンをざっと洗い、また油を熱します。今度はニンニクとショウガと玉ねぎを入れて、香りが出て玉ねぎが透き通ってきたら豚肉を戻し、ざっと炒めます。そこにキムチを加えて混ぜ、続いてニラともやしを加えて炒めます。すべて強火です。ニラともやしはすぐに火が通りますので、炒めすぎないように。
最後にキムチ汁を加えてひと煮立ちさせたら出来上がりです。最後に味見をしてもう少し塩気がほしい場合は塩を足してください。キムチの種類によって塩気が違いますので。
順番に炒めるだけで簡単ですが、難点は白飯を食べすぎてしまうことでしょうね…。
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材料
- 豚バラ肉 500g
- キムチ 200g(絞る前)
- 玉ねぎ 小1個
- ニラ 1束
- モヤシ 1つかみ
- ニンニク 1かけ
- しょうが 1かけ
- コチジャン 大さじ1
- 醤油 小さじ2
- カノーラ油 小さじ2(豚肉炒めに小さじ1,そのあとにまた小さじ1)
- 白ごま 適宜
作り方
- もやしは洗ってそのまま、そしてニラは5cmぐらいに切り、玉ねぎはザク切りに、にんにく、しょうがはみじん切りです。
- 豚バラ肉は食べやすい大きさに切って塩コショウし、酒を振りかけ、片栗粉(またはコーンスターチ)をもみこんでおきます。
- キムチは絞って汁とキムチを分けておきます。
- そのキムチ汁に大さじ1のコチジャンと醤油小さじ2を加えます。
- フライパンに油を熱し、豚肉に強火で火を通したら皿において、フライパンをざっと洗い、また油を熱します。
- 今度はニンニクとショウガと玉ねぎを入れて、香りが出て玉ねぎが透き通ってきたら豚肉を戻し、ざっと炒めます。
- そこにキムチを加えて混ぜ、続いてニラともやしを加えて炒めます。すべて強火です。ニラともやしはすぐに火が通りますので、炒めすぎないように。
- 最後にキムチ汁を加えてひと煮立ちさせたら出来上がりです。
- 白ごまを振りかけて、一緒に白飯をかきこんでください。
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