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まるで手巻き寿司!トルティーヤで包むステーキサラダ

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トルティーヤという言葉をご存じですか?
メキシコではトウモロコシをすりつぶしてつくる平たいパンのことをこう呼びます。薄いのでそのまま材料を包んだり、8等分にして揚げたりするとトトポスと名前が変わり、今度はそれと材料を合わせてオーブン焼きにするとナチョスになります。

 

ナチョスは「がびのキッチン」でも以前レシピを紹介しました。

簡単グアカモーレで作るナチョスでおウチ映画の夜を過ごす

 

日本ではこのナチョスがポテトチップスのようにおつまみとして知られていますが、基本はこのヒラヒラした生のトルティーヤです。

 

今晩つくったのは、このトルティーヤで包んで食べる普段着のメキシコ料理です。
火を使うのは、ステーキを焼くときとトルティーヤを焼くときだけ。わたしは茹でたトウモロコシを使いましたが、もちろん時間短縮のために冷凍のスイートコーンを使ってもかまいません。

 

トルティーヤは他の材料ができあがった時点で、テフロン加工してあるフライパンで両面こんがりとやいて供します。

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ランプステーキ用の肉は牛の下腰部で、脂肪分が少なくて柔らかいのでオススメ。お隣の部位肉のサーロインより少し安くなっています。鉄のフライパンを使って焼くと、周りがこんがり焼けても中はまだしっとりと赤みの残る、いわゆる「ミディアムレア」に仕上げることができます。ローストビーフもこのぐらいの焼き具合ですよね。
両面に塩コショウし、そしてメキシコ風チリパウダーもぱらぱらとかけてから焼きます。焼けたら、しばらく置いておいてから薄めに切ってください。

でも、めんどくさかったら市販のローストビーフをささっと切って混ぜてしまってもいいと思います。

 

野菜類はトマト、赤たまねぎ、バジルの葉、パクチー、アボカド、ルッコラ(英語ではロケットと言います)と茹でたトウモロコシを1本。要するにサラダ用の野菜ならなんでもいいってことです。

 

ドレッシングはごくシンプルなドレッシングで。つまりオリーブオイル大さじ2,ライム・ジュース大さじ1,そこに塩コショウ。これだけです。あまりたっぷり入れるとトルティーヤに載せたときにたれてきますので、材料に湿り気が出るくらいでOKです。

 

ここにステーキ肉の薄切りを混ぜて出来上がり。

どうです。カラフルで美味しそうでしょう?
ここのドレッシングをたらしてまぜたら、今度はまだ温かいトルティーヤを手のひらに広げ、そこに肉と野菜をたっぷり挟んで食べるだけです。

 

 

ほおばっているうちに、ドレッシングが隅からたらーりたらりとたれてきますが、おかまいなしです。手を汚し、唇はてらてらと光り、その角からはドレッシングがたれそうになったって、おかまいなしです。

普段着のメキシコ料理はこんなふうに手も唇も汚しながら食べるのが美味しいのです。

 

 

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