豚バラ肉の薄切りが大型スーパーで買える!ということがわかって、嬉しくてまた買ってしまいました。薄切りと言っても日本のものより少々厚いですが、それでも「肉なら2キロのカタマリか500gのステーキカット」という国に住んでいますから、とりあえず和食に近いものも作れるようになりました。
前回はコレ。
さて、今日はナスがどうしても食べたくなり、ベトナム系の八百屋に行きました。
アジア以外の国でナスを探そうとすると、巨大なモノしかありません。それでも、こうしたアジア系食品店では細いものも売っています。それでも日本のナスに比べたらとんでもなく大きいですが、まあスーパーで売っているナスよりまだいいかな、というくらいでしょうか。
右がベトナム系八百屋で買ったナス、左がスーパーで買えるナスです。
昔は右のデカナスしか買えませんでしたから、田楽を作ろうと思ったら「輪切り」でした。皮も厚いので剥いたほうがいいと思います。
さて、今日は実はこのデカナスも冷蔵庫にあったので、両方入れて作ることにしました。味も比べられるかなと思ったからです。皮はどちらも縦にシマシマになるぐらいに剥いて乱切りにし、水にさらしました。色がかわらないように。
よく見るとわかりますが、小さなナスのほうが種が多いですね。
ナスは大好きなので、たっぷり。全部切ったらものすごい量ですが、味噌炒めにすれば量がしんなりと少なくなりますからかまいません。
まずはみじん切りにしたショウガとネギを油を熱したフライパンで炒めます。豚バラ肉は2−3cmに切ってあらかじめ塩コショウして酒と片栗粉(またはコーンスターチ)を混ぜておきますので、香りが出たらそれを入れてさらに炒めます。片栗粉をまぶすのは、肉を調理しすぎて固くなるのをふせぐコーティングの役割です。味噌炒めは「炒め煮」ですから、わたしはそのほうが肉が柔らかくて好きなのです。
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ナスを入れたら、いくら大きいフライパンでも一杯になってしまいましたが…かまわず炒めていたらなんとなく量が2/3ぐらいに減りました。そこに味噌ダレをざざっと入れて、さらに炒めます。ナスが柔らかくなったら、水で溶いた片栗粉(またはコーンスターチ)を入れてまぜると汁がこってりとしてきますので、そうしたら火を止めてください。味噌ダレですが、わたしのように尋常じゃないくらいナスが多い場合は、もちろん倍の分量にしてください。
皿に盛って、大葉の千切りを散らしたらできあがりです。(わたしのは大葉じゃないんですよ…パースでは手に入らないので、バジルで代用しています)
さて肝心のナスの違いですが、炒め煮にしてしまったので、最終的に味に違いはありません。どちらも味噌ダレを含んで美味しかったですよ。白飯がいくらでも食べられちゃうというところが難点です。
これは冷めても美味しいので、わたしは次の日の朝ゴハンにも美味しく食べました。こんな感じ。
材料
- 豚バラ肉薄切り 250−300g
- ナス 3本(またはわたしのように「たくさん」)
- 万能ネギ 2本
- ショウガ 1かけ
- 大葉 5~6枚(なければバジルで代用)
- ごま油 大さじ2
味噌ダレ
- みそ 大さじ2
- 酒 大さじ2
- しょうゆ 大さじ1
- みりん 大さじ1
- 砂糖 大さじ1
- だし汁 カップ半分(100-125ml)
水溶き片栗粉
- 片栗粉 小さじ2
- 水 大さじ1
作り方
- 豚バラ肉は長さ3cmぐらいに切ってから、塩コショウして酒と片栗粉(またはコーンスターチ)をもみこんでおきます。
- ナスはヘタを切り落として乱切りにしますが、わたしが使うナスは皮が硬いのでシマシマに皮を剥きます。それからナスを水に放ってください。
- 万能ネギは粗めのみじん切りにします。
- ショウガはみじん切りです。
- 大葉(なければバジルで代用)は千切りにします。
- 味噌ダレと水溶き片栗粉の材料をそれぞれ混ぜ合わせておきます。
- フライパンにゴマ油を中火で熱してショウガとネギを炒めます。
- 香りがたったら豚バラ肉を加えて炒めます。
- 豚バラ肉の色が変わったら、水気をきったナスを加えて炒め合わせます。
- ナスがしんなりしてきたら味噌ダレを加え、時々混ぜながら5分ぐらい炒め煮にします。
- 水溶き片栗粉をまわし入れます。とろみが出たら、火を止めます。
- 器に盛って、大葉をのせます。