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ピーカンナッツ(またはカシューナッツ)の黒ビールローストでビールが進む!

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先日友だちを呼んだときに、食事の準備ができるまでのおつまみとしてピーカンナッツを少し調理しました。ベーコンの脂と砂糖でナッツだけだと物足りないビールのおつまみに最適です。

でも、妹に訊いたら「ピーカンナッツって何?」と言われてしまいました。日本の普通のスーパーには置いていないのかもしれませんね。ピーカンナッツは北アメリカが原産地ですので、アメリカではよく知られていると思います。どちらかというとお菓子に使われることが多いナッツです。

よくクルミと間違えられますが、殻が違うんです。クルミはゴツゴツした殻ですが、ピーカンナッツはツルツルです。

なぜピーカンナッツを使ったかと言うと…実はわたしはクルミを食べると必ずと言っていいほど吹き出物ができます。これも一種のアレルギーなのかなと思いますが、とにかくそんな理由でわたしはほとんどクルミを食べません。

今回はピーカンナッツを使いましたが、後日カシューナッツでも作ってみましたので、後述しています。

 

さて、まず ベーコンを炒めます。必ずカリカリになるまで炒めてください。この脂がコクを出すので。
次にそのベーコンをフライパンから取り出して細かくきざみます。

次は小鍋でソースを作ります。まず、黒ビール。「えっ」と思うひともいるでしょうが、イギリスやドイツの料理ではビールを使う料理も沢山あります。黒ビールは独特の味がありますので、ひと味違うソースができあがります。

そこに砂糖と刻んだベーコン、そしてベーコンの脂も残さず入れてください。この際、カロリーは忘れましょう。

砂糖が溶けるまで中弱火で「焦がさないように」煮てください。
煮終わったら、ピーカンナッツと混ぜ合わせます。

十分に混ざったら、天板に落として広げます。量が多すぎて1段にならなかったら、2回に分けたほうがひとつひとつがきれいなトフィーに仕上がります。

そして、180度に温めておいたオーブンに入れて20分。できたら、必ずそのまま完全に冷ましてください。冷めると、ナッツがくっついていてもパキパキと簡単に折れます。

最初食前酒としてビールを飲んでいた全員が、「こりゃ美味しいや」と競って食べていました。ほんの少し甘くて、ベーコンの脂のせいか、こってりとした味のおつまみです。残ったらジップロックでぴったりと閉めて保存してください。

また、このおつまみはカシューナッツでもできます。実はピーカンナッツはオーストラリアでは少々高価なナッツでして、カシューナッツの2倍の値段なのです。そんなわけで、普段のおつまみにはこんな感じにカシューナッツで作ってみてください。

ロースト時間ですが、こんなふうにギッチリ詰め込んで一度にローストする場合、10分ほど足してくださいね。わたしは30分ローストしました。

わたしの経験ですが、オーブンから出して15分たってもまだキャンディーの部分が固まらなくてネットリしていたら、もう一度熱してから10分ほどローストしてみてください。砂糖を使ってキャンディー状にするのはオーブンのクセもありますので。

あとは冷めたらパキパキとひとつずつ外して、ビールと一緒に食べるだけ。手が止まりませんので、アシカラズ。

今回カシューナッツで作ってみてわかりましたが、わたしの好みはピーカンナッツですね。
それから、コレをおつまみにする飲み物ですが、ハッキリ言ってワインは合いません。ビールかちょっと甘いカクテルかチューハイなどでどうぞ。