日本はさすがに暑くなってきたようですが、こちらオーストラリアは季節が反対ですから、もう寒くて寒くてとうとうガスヒーターも出しました。
エアコンじゃすぐに温かくなりませんからね。
そして、そんなときに登場するのが大根です。
10年ほど前には大根など見たこともありませんでしたが、最近ではアジア食品店ではどこでも売られるようになって、大根おろしにしたり煮物にしたりと活用しています。
日本のものより小さくてこんな感じです。でもあまり辛くもなく大根おろしにも最適なんです。
さて、今晩はこの大根と豚バラ肉を使って、懐かしい豚バラ大根を。
豚肉は3−4センチに切り、大根はいちょう切りにしておきます。あとはネギをザク切りにし。ショウガはひとかけをスライスにし、赤唐辛子もスライスです。
合わせ調味料は、醤油、酒、みりん、砂糖の馴染み深い材料です。これは、事前に合わせておいてください。
そして、まずサラダ油(またはオリーブオイル)を厚いなべに熱してからショウガを香りが出るまで炒めます。そこに豚バラ肉を一度に入れて炒め合わせます。豚肉の色が変わり始めたら、今度はネギと大根を入れて混ぜ合わせます。ここまではずっと強火ですよ。
なべに水をヒタヒタになるぐらいに注ぎます。
鍋の火は強火のままですが、煮立ってきたら中火にします。アクが出てきますから、お玉で丁寧にすくい取ってください。 アクがある程度なくなったら、最後に合わせ調味料を加えます。このまま中火で煮てください。
大根が柔らかくなるまで、だいたい20分から30分ぐらいかかります。 大根が透き通って箸がすっと通るくらいになったら、できあがりです。
わたしはほんの少しピリリと味を引き締めたいので、火をとめる5分前くらいに唐辛子を入れます。
あとは器に盛って食べるだけです。
豚バラ肉の脂がほどよく汁に出ていて、その汁が染みた大根の美味しいこと!
こういう日本の煮物を作ると、なんだか日本の実家を思い出します。今は年老いた母が独り暮らしですが、昔は五人家族で食卓を囲んでいたのです。懐かしいな。
材料
- 豚バラ肉(薄切り) 300g
- 大根 1本(約500g)
- ねぎ 1本
- しょうが 1かけ
- 赤唐辛子 1本
- サラダ油(またはオリーブオイル)大さじ2
合わせ調味料
- しょうゆ 大さじ5
- 砂糖 大さじ2
- 酒 大さじ2
- みりん 大さじ1
作り方
- 豚バラ肉は3−4cmぐらいに切ります。
- 大根の皮をむいて、1cmぐらいのイチョウ切りにします。
- ネギは3cmぐらいのざく切りにします。
- ショウガをスライスします。
- 赤唐辛子もスライスします。
- 合わせ調味料を用意しておきます。
- サラダ油を厚い鍋に熱して、強火でショウガを香りが出るまで炒めます。
- 豚肉を入れて、色が少し変わるまで炒めます。
- ネギと大根を入れて混ぜ合わせます。
- 材料がヒタヒタになるぐらいに水を加えます。
- 煮立ったら火を中火にしてから、アクをとります。
- アクをほとんど取り除いたら、合わせ調味料を加えます。
- そのまま20分ほど煮込んで、大根が透き通ってきたら赤唐辛子を加えます。
- さらに10分ぐらい煮込んでできあがりです。