おろし金はキッチンに必要なアイテムのひとつだと思います。
ニンニク、しょうが、玉ねぎ、大根、レモンの皮など、最低でも週に1度は何かしらおろしているのですから。
英語ではgraterはおろし金のこと、zesterはレモンなどの皮むき器のことです。それが一緒になったのがこのMicroplane社のゼスターグレーターなのです。上の写真で見るとわかりますが、沢山の突起がついています。このひとつひとつに刃がつけられているので、どんな食材もきちんと楽におろすことができます。
Microplane社はこのおろし金で一躍有名になってしまいましたが、実は大工用具の店でした。オレンジの皮をおろすのに苦労している主婦を見て家庭のキッチン用におろし金を作ることにしたそうです。大工用具を元にしていますから切れ味は最高です。
もちろん、もっと安く1000円以下で買えるコピーもまたたくまに市場に出回りましたが、それらの多くはステンレス板をパンチして突起を起こし、刃に見せかけているだけですので、Microplane社のひとつひとつが刃になっているものとは明らかに切れ味が違います。
形を見ればわかると思いますが、従来の日本のおろし器のように「おろし金に向かっておろす野菜を動かす」のではなく、グレーターを動かしながら、例えばレモンに沿っておろしていきます。このほうが簡単にできるのは明らかです。
また、目詰まりを起こすこともなく、刃とは反対に優しくスポンジで洗ってやるだけで、すぐにきれいになるところも、わたしは気に入っています。
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ただし、大きな面をおろすもの、例えば大根やリンゴなどには向いていません。おろせないことはありませんが、この細い面でおろすのは面倒ですから。そういう場合はやはりコチラ。
これでおろすと、フワフワのなんとも美味しそうな大根おろしになります。水を捨てる水切り穴もついていますし、おろし板がカーブ状になっていて抵抗が少なく、力を入れずに楽におろせるのです。
わたしは頻繁にチーズやレモンなどを削るので、どちらかというとMicroplaneのゼスターを使うことのほうが多いですが、それよりは大根おろしという家庭もあるでしょう。
どちらかを選ぶというより、用途に応じて使い分けるほうがいいと思います。