新学期が始まりました。
オーストラリアの夏休みは長くて7週間ほどありますから、生徒たちはもう学校に戻ってきたくてたまらないようで(いや、勉強したいからという意味ではなく)キャアキャアと楽しそうに友達と再会しています。そんな新学期初めての日の晩ゴハンは、ちょいと疲れてしまっているものでごちそうなど作れません…。一皿でタンパク質も野菜も炭水化物も、となるとやはりささっと作れるパスタになってしまいます。
野菜は残り物プラス昨日買ってきたブロッコリーニです。ブロッコリーニというのは日本では馴染みのない言葉だと思いますが、実は日本で開発された野菜です。ブロッコリーの先っぽのつぼみのような部分にアスパラガスのような茎がついていて、茎はブロッコリーに比べて柔らかいのでさっと湯がいたり炒めたりするだけで食べられます。ブロッコリーニが手に入らなければ、ブロッコリーでもかまいません。ただし、下茹でしてから使ってください。
あとはズッキーニもチェリートマトもレモンもチリも冷蔵庫に常備してありますし、ハーブ類は庭からいつものようにむしってきました。小エビは冷凍のものをひとつかみ解凍しただけです。
野菜を切って炒めてその間に茹でていたパスタに絡めるだけですから、20分もあればできてしまう簡単な一皿ですが、きちんと野菜も沢山入っていて、トマトを入れたせいで案外色もキレイにできました。
リングイネはフェトチーネよりほんの少し細くて平たいパスタのことです。これはスパゲッティでもかまいません。単に家にあったから使っただけなのです…。
日本ではパスタというとトマトソースがまだ主流ですが、こんなふうにトマトを入れるだけであとは塩コショウとオリーブオイルとハーブで味を整えるものも簡単でさっぱりしていて美味しいです。
材料
- 乾燥パスタ 200g
- 冷凍小エビ(殻なし)300g
- オリーブオイル 大さじ1
- ニンニク 4かけ(みじん切り)
- レモンの皮 1個分
- チリ(赤唐辛子)1本
- ブロッコリーニ 1束(200g前後)またはブロッコリー
- ズッキーニ 1本
- チェリートマト 150g
- レモン汁 大さじ1
- バジル(生)ひとつかみ
- イタリアンパセリ(生)ひとつかみ
- フェタチーズ 40g
作り方
- 大鍋に湯を沸かします。
- 湯が煮立ったら、リングイネを入れて袋に書いてある時間茹でます。
- ブロッコリーニを3cmほどに切り、ズッキーニを半分の輪切りにします。
- チェリートマトを半分に切り、ニンニクとチリをみじん切りにし、レモンの皮を削ります。
- その間に大さじ1/2のオリーブオイルをフライパンに熱し、小エビを透き通るまで炒めて皿に置きます。
- 残りのオリーブオイルを洗ったフライパンに熱し、ニンニク、レモンの皮、チリを香りが出るまで1分ほど炒めます。
- ブロッコリーニとズッキーニを加え、さらに水を大さじ2足してざっと混ぜ合わせ、蓋をして柔らかくなるまで蒸し焼きにします。
- 小エビとトマトを加えて、2分ほど炒めます。
- 塩コショウをして味を整えます。
- リングイネとレモン汁を加えて混ぜます。
- お好みでバジルとイタリアンパセリを散らします。
- お好みでフェタチーズを手でつぶしながら散らします。