おもてなしからひとりゴハンまで簡単レシピはがびのキッチン@オーストラリアで

ナッツ色々、オリーブ、イチジクの極上クラッカーでチーズとワインを楽しむ

ひとを招くときには、よく前菜としてチーズ、各種ハムとサラミ、ナッツ、ドライフルーツ、そしてクラッカーなどを供します。こんな感じに。

 

 

わたしも今まではよくこうしたナッツやドライフルーツ入りのクラッカーを買っていましたが、あるとき「なんで自作できないの?」と思い当たりました。だってクラッカーですもの、基本の材料さえ準備したら、あとはナッツやドライフルーツは好みのものを混ぜ込めばいいわけですから。

 

それに、市販のこうしたクラッカーはなぜかかなり高級品なのです。ナッツやドライフルーツがふんだんに入っているからかもしれませんが、調べたら日本でもかなり高価でした。

 

 

そんなわけで、自作してみたら…思いのほか簡単で、それ以来ずっと自分でつくっています。なにしろ、色々な材料で試せますし。

 

これは普通の「お菓子」のクラッカーとは違います。甘いドライフルーツも入っていますが、ナッツもハーブも混ぜ込みますし、甘みもどちらかと言うと抑え気味です。つまり、チーズを載せて食べるようなおつまみ用のクラッカーと言えます。ちょっと甘くて、ちょっとしょっぱくて。食感も2度焼きのせいでカリカリぱりぱりのクラッカーですので、前菜の皿に添えるのにも最適です。

 

わたしはおやつとしてこのまま何も載せずに食べるのも大好きですけどね。

 

まずは長方形のオーブン型にバターを指で内側に塗り、適当に型の内側に合わせて切ったオーブンシートを敷きます。くっつかないように、なので適当でかまいません。

 

 

 

小麦粉とライ麦粉とベーキングソーダ(重曹)と塩をふるいにかけながら大きめのボウルに。
で、好みの材料をザクザクと切ります。今回わたしが入れたのはドライフルーツのイチジクと黒オリーブ、そして刻んだローズマリー。

 

 

ドライいちじくはそのままだと硬すぎるので、熱湯に10分ほどひたして柔らかくしてから刻んでください。

 

 

それからピーカンナッツとひまわりの種とかぼちゃの種。ピーカンナッツは少し細かく砕いておきます。ピーカンナッツがなければ、クルミはいかがでしょう。これなら手に入りますね。
ひまわりやかぼちゃの種はそのままでもとても美味しいので、ウチでは常備品です。なければ、他のナッツ類、例えばカシューナッツやピーナッツなどで代用してください。

 

全ての材料を揃えなくても、代用品でかまわないので使ってみてくださいね。

 

 

全部混ぜ合わせるとこんな感じ。まだ液体類を入れていないので、カサカサです。

 

 

で、ここにハチミツとバターミルクを混ぜたものを加えます。
「えっ、バターミルクって何?」と思ったひとも多いかと思います。バターミルクというのは、ナマの牛乳からバターを作るときに出た残りの液体です。ほんの少し酸っぱくてちょっとリッチなヨーグルトドリンクのようなのどごしですね。

 

ヨーロッパやオーストラリアでは、お菓子やパンを作るときにこのバターミルクをよく使いますので、スーパーで簡単に手に入りますが、日本では難しいかもしれませんね。手に入らなかったら、作るのは簡単です。代用品ですが。
ひとつは、牛乳250mlに大さじ1のレモンジュースを入れてからかき混ぜて、10分ぐらい置くとほんのすこしトロリとした液体になります。もうひとつは、日本なら無糖ブルガリアヨーグルト150mlに牛乳50mlを入れると味の似た代用品になります。

 

またはパウダーになっているバターミルクもありますので、こちらを使ってもいいと思います。

 

 

 

そして、このハチミツとバターミルクを入れてかき混ぜたら、生地はできあがりです。あとは型に入れて表面を平らに伸ばしたら、160-170度のオーブンに入れて45分から50分ぐらいです。串を刺してみて何もついてこなかったらオーブンから出してください。

すぐに型から出さないでくださいね。5分から10分そのままにしておいてから、です。型から出したら今度はラックの上で冷まします。

 

 

この長方形のケーキのようなものは、どっしりとしていて重いです…。
1時間ほどたって完全に冷ましてからごく薄ーく切りますが、冷蔵庫で一晩ラップして置いておいたほうがはるかに簡単に切れます。ほんの少し固くなりますからね。薄く、というのは5ミリぐらいが理想ですが、曲がっちゃったり半分に切れちゃったりしてもあまり深刻にならないほうがいいです。かく言うわたしも、かなり変な形のができていますし。

 

 

そして、切ったら二度目のオーブン焼きです。このままだとまだふにゃふにゃですので。
130度のオーブンで30分焼き、引っくり返してもう20分…カリカリパリパリになります。焦げそうだったら出してくださいね。オーブンから出してもまだふにゃりとします。これが冷めるとパリパリになりますので、ご心配なく。

でも、焼けると少し色が変わって濃い茶色になります。このぐらいの色になって周りが焦げそうになったらできあがり、と覚えておいてください。オーブンはブランドによって焼け具合が違いますので。

 

 

材料は本当になんでもいいのです。そのほかには、ドライクランベリーとカシューナッツ、ドライトマトとバジル(乾燥)、ドライアプリコットとマカダミアナッツなど。ドライフルーツなら何でもいいですし、色々な種やナッツやハーブを組み合わせてみるのも楽しいと思います。基本の生地さえ覚えたら、あとは何でも合わせてみてください。

 

残ったクラッカーは、缶やジップロックに入れてぴっちりと蓋をすれば1週間はもちます。
一度作ったらやみつきになりますので、ぜひ試してくださいね。