【Dining AKASHI】パースで本格的な天ぷらが食べられる小さなレストラン

食べ歩き
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わたしが「食べ歩き」が大好きなのは、周知の事実です。
レシピサイトを運営していることなんぞ知らないオーストラリア人たちは、「アンタ、一体いつウチでゴハン食べてんの?」と不思議がりますが、もちろんウチで作る料理のほうが多いということに気づかないほど、わたしは結構カフェやレストランに行きます。

さて、パースの情報サイト「Broad Sheet Perth」を見たら、Dining Akashiの記事が載っていました。11月にオープンしたばかりのレストランです。

Now Open: An Intimate, 14-Seat Suburban Japanese Restaurant Specialising in Tempura and Seasonal Tasting Menus
“I’m always trying to be inventive and creative, but follow the traditional skills that I learned.”

こんな記事が出たら、もうすでにお腹がなりそうです。すぐに予約して出かけて行きました。

実は車で通り過ぎてしまうほど小さい店でした…。テーブルが8席、そしてカウンターが6席。トイレは隣の店まで行かなければなりません。スタッフは3人、オーナーシェフひとりとホールにふたり。それでも、Broadsheetの記事が功を奏したか、平日のまんなかだというのにほとんどの席が埋まっていました。

夜のメニューにはアラカルトもありますが、客は全員ふたつあるコースメニューのひとつを注文しているようで、刺し身抜きの安いコースもありますが、わたしたちはとりあえず75豪ドル(約6000円)のコースで。

コースの一皿目は蕎麦。
メニューを見たときに「ふーん、ソバね」と思っていましたが、大きな間違い。夏のオーストラリアにマッチしたダシ汁のジェリーで、見た目も涼しい一品です。

「混ぜてお召し上がりください」のスタッフの言葉に沿って箸で混ぜて食べてみましたが、イクラとイカ、そして山芋の味が絶妙で、スプーンがついていないのをよいことに段々とゼリーから汁に溶けてきたものをずいっと飲んでしまいました。美味しい。

二皿目は鴨の冷製、出汁卵とシュガースナップピー。

こちらも完璧な鴨のロースト冷製で、柔らかくダシの効いたソースに絡ませて食べると鴨の味とダシが口の中でほうっと広がります。細かく皮に入れた包丁が縮まない鴨の脂を美味しく見せます。

三皿目はどうしても試してみたかった刺身。ナナガイ、ホタテ、オーシャントラウト、ヒラマサなど、シェフの選んだ新鮮な魚ばかり。ああ、至福の味。

オーナーシェフは他のテーブル用の天ぷらを揚げていたかと思うと、次の瞬間にはホールのカウンターで包丁さばきを見せながら刺し身を切り、握り寿司を作り、休む間もなく動いていてどうにか写真が撮れたのはこの瞬間だけです。すごいや。

さて、四皿目からは次々と揚げたてが出てくる天ぷらでした。ひとつずつ皿の上に置かれた天ぷらが何かを日本語と英語でスタッフが教えてくれます。
このレストランの目玉とも言える天ぷらですが、銅の天ぷら鍋で太白胡麻油を使い、煙が出るほど高温でカラリと揚げてあります。

最初のお皿は車海老でした。

温かい天汁にはもちろん作法どおり大根おろしと生姜おろしが添えられていて、もうひとつ荒塩には山椒が混ぜられています。カラリと上がった海老は尾まで食べられて、ハフハフと言いながら一尾は天汁で、もう一尾は山椒塩で。

キスの天ぷら。

柔らかく油を吸ったナスとタケノコ。

鶏のもも肉。

ここでサッパリとした「箸休め」が出てきます。甘酢味噌で和えてありました。

箸休めのあとに、また揚げ物が始まります。今度はホワイトソースをかけたマスの揚げ物です。

そして、アナゴです。甘いソースが塗ってありましたので、これは何もつけずこのまま食べました。

コースメニューには書いてあったのですが、こんなふうに供されるとは意外で思わず「まあ、きれい」と声が出てしまいました。じっくり煮込んだ和牛のカレーにひとくちサイズのゴハンと枝豆が添えられています。日本茶の蓋付き茶碗がこんなふうに使えるとは。

コースはこれで終わりでした。最後に出てきたのは、この抹茶プリンです。これがまたサッパリしていて、口の中に濃い抹茶の味が広がります。

揚げ物がメインのコース料理でしたが、高級揚げ油でカラリと揚げてあるのと繊細な突き出しと箸休めのせいか、不思議と胃にもたれもせず、本当に美味しく最後まで堪能することができました。

サービスをしてくれた二人の女性もとても感じがよく、メニューが毎月変わること(つまり月末に行ったわたしは、また来月違った味を楽しめるといういうこと)を教えてくれました。そして「Broad Sheetに出たからなんですね」とここ数日の混みように納得がいったようでした。

わたしたちの隣のテーブルに座ったオーストラリア人のカップルとおしゃべりをしましたが、彼らも評判を聞いてやってきたようでやはり「また違うメニューを試してみなければ」と言っていました。

とても小さな店ですので予約は必須です。

 Dining AKASHI
ホームページ:http://diningakashi.com/
住所:901 Canning Highway, ApplecrossWA
電話:(08) 6180 6109
営業時間:ランチ 11:30 – 2:00 (水曜日から金曜日)、ディナー 6:00 – 9:00(月曜日から木曜日) 6:00 – 9:30(金曜日と土曜日)、日曜日休
アルコールは扱っていないのでBYO(Bring Your Own)つまり持ち込みOK。チャージはワイン1本6ドル、ビール1本1ドル。
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