オーブン料理のいいところは、二段にして肉を焼きながら下段で野菜もローストしてしまえるところです。もちろん肉よりはるかに早く焼けてしまう野菜は、時間を計算しながらオーブンに入れなければなりません。
今回のローストベジタブルは、実はバルサミコ酢を混ぜてあります。酢を混ぜるなんてと思うでしょうが、火を通すことでその匂いがもっとまろやかになります。バルサミコ酢は元々他の酢よりはるかに優しい味の酢ですが、こんなふうに野菜や煮込み料理などにも混ぜることで味に深みを出しています。
サラダにもこうしたローストにもいいですし、また食事の初めに出すパンにもオリーブオイルとともに添えるのがイタリア風の食べかたです。バルサミコ酢は1本キッチンに備えておくと大変便利だと思います。
野菜のローストは今回のように色とりどりのパプリカなどでも、またセロリやズッキーニやカリフラワーなどでも美味しいので、冷蔵庫に残った野菜を見つけて色々と試してみてくださいね。わたしはよく晩ゴハンの肉料理の付け合せとしてローストし、余った野菜は次の日のお弁当に添えています。パスタを茹でておいて、お弁当にローストベジタブルの冷製パスタもいいものです。
今回はこんな感じの野菜を使いました。料理しているときに飲んでいるワインまで記念撮影してしまいましたが、気にしないでくださいまし…。
このローストベジタブルは、実はラムもも肉をローストしたときに付け合わせとして添えたものです。
レシピはこちらからどうぞ。

Ingredients
- 玉ねぎ(大) 1個
- 赤パプリカ(大)1個
- 黃パプリカ(大)1個
- グリーンピーマン(大)1個
- ニンジン 1本
- ニンニク 4かけ
- タイム 4本
- バルサミコ酢 大さじ2
- オリーブオイル 大さじ1
- 塩コショウ 適宜
Instructions
- オーブンを200度に温めておきます。
- パプリカとピーマンはタネとヘタを取り、3センチほどの同じ大きさに切ります。
- ニンジンは皮をむいて、輪切りで1センチ角に切ります。
- 玉ねぎは皮付きのまま繊維に沿って4等分です。
- 大きなボウルに全ての野菜を入れ、バルサミコ酢とオリーブオイルを加えて混ぜます。
- 塩コショウは味をみながら、です。
- タイムは生のままのものなら、そのままオーブンに入れるときに添えてください。ドライタイムを使うときは、焼く前にボウルの中に小さじ1を加えて一緒に混ぜてください。
- オーブンで焼き目がつくまで焼いてください。大体15−20分ぐらいです。
- もう少しバルサミコの風味があるほうがよかったら、皿に盛ってからもっと振りかけてもかまいません。お好みで。