料理用のハーブのひとつにタイム(Thyme)があります。香りのよい小さな葉と花を持っていて、日当たりのよい場所に植えれば1年中手軽に料理に使えます。わたしの家の庭にもありますが、今回はバンコクで調理していますので外国人用のスーパーで購入しました。
肉や魚ととても相性がいいので、わたしもよくオーブン料理や煮込み料理にも加えます。生のタイムが手に入らないときは、日本のスパイス瓶で必ずドライタイムがありますから、それを使ってください。
もうひとつ、とても相性がいいのがレモンとの併用ですので、今回は鶏もも肉を漬けこんでしばらく置いてから、そのままフライパンで焼きました。
鶏ももと言うと日本では1本を半分に切って使いますが、わたしはそのままステーキのように焼きました。マリネ液は4枚分ですが、結構汁が沢山ありますので、そのままフライパンに流し込むと多すぎてなかなか焼き目がつきません。必ず汁気を十分切ってから焼いてください。そして、焼き目がついてから少しずつマリネ汁を足してあげてもいいと思います。ほのかな酸味がタイムの香りと混ざりあって、簡単なのに本格的な鶏もも肉のソテーになります。
付け合せとしては、茹でジャガイモをほんの少しつぶしてからオリーブオイルとパセリを混ぜ込み、塩コショウしました。もうひとつはトマトとグリーンサラダですが、こちらは基本のフレンチヴィネグレットのドレッシングで和えています。次回の記事にこのヴィネグレットを載せるつもりです。
Ingredients
- 鶏もも肉(皮付き、骨なし) 4枚
- レモン汁 50ml
- オリーブオイル 50ml
- ニンニク 1かけ
- マスタード(マイルド)大さじ1/2
- タイム(生)5-6本(またはドライタイム小さじ1)
- タイム(生、飾り用)4本
- 塩コショウ 適宜
- ジャガイモ 6個
- オリーブオイル 大さじ3
- イタリアンパセリ(なければ普通のパセリ)ひとつかみ
Instructions
- レモン汁オリーブオイルをボウルで混ぜます。
- ニンニクをつぶしてからみじん切りにして加えます。
- 茎に沿ってタイムの葉を根元に向かって爪でこそぎ落とします。簡単に取れますよ。飾り用の4本は焼くときに使いますので取っておいてください。
- 鶏もも肉の皮のほうにフォークで適当に穴を開けてください。皮が縮むのを防ぐためです。
- ボウルのマリネ液に漬けてラップで蓋をし、冷蔵庫で1時間以上寝かせます。
- 1時間たったら、ジャガイモの皮を剥き、サイコロ状に切り分けておきます。
- 鍋に水をいれ、塩小さじ2を混ぜ、ジャガイモを入れて火をつけます。
- 同時にフライパンにオリーブオイルを少量入れて、鶏もも肉を皮の面を下にして焼きます。必ず汁気を振り落としてください。強火で片面10分で焼き目がついたら裏返しにし、蓋をして中火で蒸し焼きにします。このときに飾り用のタイムを4本茎ごと一緒に蒸し焼きにしてください。
- ジャガイモは」沸騰したら中火にして、20-30分に茹でます。フォークがすっと通るようになったらできあがりです。
- ジャガイモの湯を切って、適当に荒くつぶし、パセリとオリーブオイルをまぜこみます。